外反母趾
外反母趾とは、足の親指が小指の方に向かって曲がっている状態をいいます。
母趾(親指)が外反(外に向かって曲がる)ので外反母趾と言われています。
女性の3人に1人は外反母趾と言われる程、非常に身近なありふれた病気です。
最初は親指の付け根の痛みから始まり、徐々に炎症(赤く腫れる)が起き、骨が盛り上がって変形が始まります。
放っておくと、足の痛みだけでなく、不安定さから、膝や股関節にまで影響を起こすこともありますので、早めの対策が必要です。
外反母趾の原因
外反母趾は、横中足靭帯という足先の横アーチを支える靭帯が機能しなくなる事で起きるとされています。
親指と小指の付け根を締め付ける靭帯が緩くなり、締め付けが無くなった足の甲は外側に広がっていきます(開張足)。
親指の付け根は外側に広がりますが、指先を踵の方に引っ張っている筋肉は同じように引っ張り、「弓の弦」のような働きをして親指の指先を内側に引っ張る事になります。
- 足の指を使わないペタペタ歩き
- 運動不足による下肢、足の指の筋力低下
- 指先を締め付ける靴やストッキング
- 指先に負荷のかかるハイヒール
- 親指の付け根に強い負荷のかかり続けるスポーツ
- 関節や筋力の弱い女性
- 親指が長いエジプト型の足
などなど、様々な原因があります。